長引くコロナパンデミックで日本人は精神的にも肉体的にも経済的にも限界を超えてきています。このまま何の対策もせずに放置すれば間違いなく日本というものはなくなってしまうという危機感を持たねばならないと感じています。

政府が開示している情報、メディアの報道内容、国民同士の争いなどなど、コロナそのものよりも恐ろしいことになっていると感じるのは気のせいでしょうか。

私もコロナ問題をきっかけに勉強し直し、色々と考えるようになりましたが、日本人としてコロナそのものよりももっと大切にしなければならないことがあるという結論に至りました。

結論の前に、まずはコロナ問題で感じたことのほんの一部を挙げたいと思います。

「これが絶対に正しい」というものはないと思っていますので、コロナ問題の中身については、ここでは一切述べません。中身について知りたいという方には参考にならないかと思います。あくまで考え方の部分についてのお話です。

情報が多すぎる

コロナ禍でなくてもそうですが、とにかく情報が多すぎます。多くの情報のシャワーを浴びて、処理しきれる超越系の人は情報が多いことに越したことはないかと思いますが、普通の人は情報が多いと思考停止状態に陥ります。

「なんか色々あって良く分かんないや・・・」

「理解するのも考えるのも面倒くさい・・・」

となります。

そこでテレビをつけると、正確な情報かどうかは別として簡単に結論を言ってくれているので、思考することなく、それを単純に信じることになります。その時点で自分の考えを持たないようになってしまい、安易に答えばかりを求めるようになってしまいます。

大袈裟な話ではなく、この状態では簡単に洗脳されてしまいます。

日本人は元々創造する力があり、モノやサービスを生み出すことができる人種です。

テレビやインターネットなどで答えを求めたりせず、また答えを押し付けられたりせずに、各種情報を良い悪いではなく、フラットに受け止め、自分の頭で考えるようにする癖をつければ、日本人が持っている本来の能力を発揮できるはずです。

人のことを否定せず、自分の頭で考えて、自分はどうするかを決めて行動することが大切だと思います。

PCR検査やマスク、ワクチンについて

PCR検査やマスク、ワクチンについても、情報が二分化されていますよね。

そしてその二分化された人たち同士で、お互いの考えや意見を批判し合ったりしている場面を良く見かけますが、PCR検査とはどういうものなのか、どういう時に使うものなのか、そしてマスクはどのような理屈で効果があるのか、あるいはないのか、ワクチンはどのようなものなのか、有効性だけでなくどのような危険性があるのかなどなど、時間をかけてしっかりと調べ、自分の頭で考え、出した結論を元に議論するのが、正しい姿だと思います。

実際の数字や科学的なデータを大切にして、感覚や雰囲気にのまれてはいけない

三密や、アルコールを伴う飲食の制限、マスク会食、不要不急の外出自粛など、今まで行われてきた「自粛」はデータを用いない感覚的に行われている施策だということに気づくことができると、思考の世界が広がり始めます。

何となくヤバいからマスクつけた方が良いとか、何となく感染しそうだから自粛していた方が良いとか、何となく皆やってるからそうすべきだとか、科学的データを見ずに何となくで行動することはかなり危険な行為だと思っています。ものづくりや開発でもそうですよね。何となくで良い製品はできないはずです。

また、1年以上コロナ禍を過ごしてきて、緊急事態宣言や蔓延防止対策、国民の行動制限、飲食店の営業制限など実施してきましたが、政府はその検証を一切行っていないことにお気づきでしょうか。どんな仕事でも施策を実施したら検証することは基本中の基本だと思います。いわゆるPDCAですね!新卒でも知っています。

情報収集の始め方

情報収集については、一次情報まで調べるのは、通常は難しいかもしれませんが、専門家の肯定派、否定派の意見をバランス良く見た上で、自分はどう行動するかを考えることが大切だと思います。

まずは厚生労働省のホームページや資料をしっかりと読むところから始めてみるのも良いと思います。そして、しっかりと読んだ上で疑問に思ったことは直接厚生労働省に問い合わせをすると更に理解が深まります。窓口の方も忙しいにもかかわらず、丁寧に対応していただけます。少しずつテレビで言っていることとちょっと違うなということにも気づけるはずです。

また、現実をしっかりと見るということも大切です。身の回りの人で感染者はいるのか(そもそもPCR検査はインフルエンザやその他ウイルスにも反応し陽性反応が出るので、コロナ感染者かどうかは分かりませんが・・・)、そして感染者がいるのであればどのような状態になったのかなどを常に確認しておくということも必要かなと思います。テレビ情報よりも身の回りのことが一番のリアルです。

事実と真実は違う

数字や科学的データという話をしましたが、それは事実であって、それはまだ真実には辿り着いていません。

「事実=真実」ではありません。

例えば、AさんがBさんを殴っている現場をあなたが見たとします。それは事実です。それを見たあなたはAさんがBさんに暴力を振るっているので、Aさんが悪いと思うかもしれません。

しかし、時間を巻き戻してみると、BさんがAさんに蹴りを入れていました。これも事実です。

この時点でAさんは、Bさんに先に暴力を振われたことで、反撃としてAさんはBさんを殴ったということが分かります。

そして更に時間を巻き戻してみると・・・、というようにどこかに問題の始点があるはずです。その始点から現在までの流れが「真実」になります。

コロナ関連の情報に関しても、一つの事実で考えるのではなく、事実を冷静に並べて真実は何なのかを考えることが重要です。

一つや二つのことで分かった気になってしまうことが一番危険です。

不安や恐怖は人を思考停止状態にする

不安や恐怖というものは人を思考停止状態にし、IQを著しく下げます。

必要以上にコロナを恐れると思考停止状態となり、正しい判断ができなくなります。また、IQ低下により仕事の能力や生きていく力も落ちてしまいます。

コロナ感染の不安や恐怖から解放されるには、前述した情報収集を冷静に行うことです。

冷静に情報収集、勉強をして不安、恐怖から解放されることも非常に重要なことだと考えています。

政治への興味関心

政治家がどうしようもないことをすればするほど、国民はこう考えてしまいます。

「ホント政治家はどうしようもねぇなぁ。」

そして、政治に関心を持たないようになり、国民不在の政策がどんどん進められてしまいます。なので、「政治家はどうしようもない」と思われたほうが、政治家にとっては都合が良い場合もあります。

今年は総選挙が行われると思いますが、国民一人一人が政治に関心を持たないと政治家や力のある人たちの都合の良い政策を勝手に決められてしまいます。

しっかりと勉強をして、自分なりの考えを持って投票に行くことが、今我々ができる唯一のことだと思います。

最後に私が思う一番大切なこと

様々な形で、日本国民を分断する動きがあります。現に飲食店の時短営業などは政府に批判が行くのではなく、営業している飲食店が批判、攻撃されています。

植民地支配の基本は分断統治です。今の日本は分断されているので、支配者にとって最高の環境なのです。

日本人はもっと和の心で、皆で助け合って生きていく民族だったはずです。明治維新以降グローバリズムの波に巻き込まれ、日本の素晴らしい文化はおかしくなってきてしまいましたが、日本人のDNAは覚えているはずです。

国民同士で争わず、皆で助け合いながら平和で豊かに生きていける日本に戻しましょう!

争わないことがコロナ問題を解決に導きます!