人工知能について専門的に詳しいわけではありませんが、人工知能は指数関数的に成長していくので、これから世の中が急激に変わっていくことは間違いないと思います。

人工知能の成長によって、30年以内に現在人間が行っている仕事の約半数が自動化されると言われています。人工知能を搭載したロボットに自分の仕事が奪われても大丈夫なように頑張らねばなりませんね。

技術者の皆さんが携わっている業務の中でも自動化されていくものもあるでしょう。

弊社へご相談に来られる技術者の方も設計職だから大丈夫と思っていると危険かもしれません。よりクリエイティブな設計者になっていかないと、人工知能に仕事を取られてしまう可能性があります。

ただし、「人工知能には負けていられないぜ!」と対抗するのではなく、人工知能が得意な事、苦手な事を理解し、人工知能を上手に活用していくことが重要になってくるかと思います。

ちなみに人工知能が得意な事、苦手な事については、7月に行われたSoftBank World 2015で孫社長が以下のようにまとめていました。

【得意な事】

・情報の検索
・計算処理
・既知の問題を解決

【苦手な事】

・未知の問題を解決
・芸術などのクリエイティブな活動
・新しい技術の創造

引用元:【SoftBank World 2015】 基調講演 孫 正義

これらを見ると過去に人類が行ってきたものについては、人工知能にかないませんが、起きたことのないものについては人工知能では解決できず、人間の力が必要のようですね。今から人工知能をどのように活用して自分が仕事をして行くかを考えておいたほうが良さそうです。

これからの時代はオタクやマニアでないと、生き残れなくなるかもしれません。

オタクやマニアは、とことん人生の時間をぶっこんでいるので、仕事が終わって普通に家に帰ってテレビ見て食事して寝るという生活では絶対に勝てません。

ということは、視点を変えて考えてみると、好きなことを仕事にする時代の到来かもしれません。

また、我々転職支援の仕事も自動化される可能性があります。

そうなってくると、以下のようなやり方をしている転職エージェントは、間違いなく人工知能に仕事を奪われると思います。

例えば、

  • データベースでヒットした求人を片っ端からご相談に来られた技術者に見せて、求人企業への応募を促す。
  • 求人企業へ推薦書、履歴書、職務経歴書をメールで送るだけの紹介。
  • ご相談に来られた技術者と直接会って話をせずに、電話やメールだけのやり取りで紹介を進める表面的な対応。
  • 履歴書、職務経歴書に記載のスキルやキーワードだけを抽出したマッチング。

まだまだあるとは思いますが、こういったことは、簡単に人工知能で出来てしまうと思いますし、人工知能のほうが良い仕事をするのだろうなぁと思います。

逆に、以下のようなアナログなことは、生身の人間のあたたかさのような(うまく表現できないですが)ものが必要だと思います。

  • ご相談に来られた技術者の中にある考え方の整理の支援。
  • ご相談に来られた技術者に安心感を与える。
  • ご相談に来られた技術者の背景を加味した転職支援。

転職エージェントは、お見合いの仲人に似ている部分もあります。仲人が人工知能だったら嫌ですよね。それと同じで、生身の人間の感覚が絶対に必要な仕事です。

なぜなら転職は人生の中でも非常に大きなイベントであり、転職は人生で何十回もするものではいので基本的に皆素人であるため、不安を抱えながら転職活動をしている方が多いです。

求人企業との間に入る仲人であれば、そういったメンタル面も含めて転職支援をすべきと考えています。人間と人間を引き合わせるのは人間しかいません。

ただ、人工知能を一切使わないということではなく、効率化を進めても良い部分については、どんどん活用していくべきとも考えています。

正直、将来的には人工知能に出来ないことはなくなると思います。ただ、転職支援という仕事は、人と企業を結ぶというアナログで人間的な部分も必要だったりします。

その部分だけは人工知能で行う訳にはいかず、転職エージェントは必要と考えています。

生身の人間が行う温かみです。

どんなに人工知能が成長していっても、生身の人間の温かみは人間にしか出せないと思います。今後はリアルになり過ぎて区別付かなくなるかもしれませんが。。。

我々はそのような人間の温かみを大事にしていきたいと考えています。

世の中で価値があれば残りますし、価値がなければ残らない。

価値のある転職支援、採用支援とはどのようなことなのかを模索し続けていかなければなりませんね。