今更ですが、2016年4月にキャリアコンサルタントは国家資格になりました。

2016年10月1日以降、有資格者以外は「キャリアコンサルタント」という名称やその他類似名称を使用することが出来なくなりました。それに伴って転職支援を受ける際、「キャリアコンサルタント」と名乗っている転職エージェントは、国家試験に合格した資格取得者ということになりますので転職支援を、より安心して受けられるようになりました。

私がキャリアコンサルタント資格試験を受験したのは2004年。その頃はまだ認定資格という形で十数団体がそれぞれ試験(筆記、実技)を実施して、認定資格として付与していました。その後、キャリアコンサルタント技能士という国家検定が始まり、今までの認定資格者は標準キャリアコンサルタントとなり、国家検定のキャリアコンサルタント技能士と平行して運用してきました。そして、ついに今年標準キャリアコンサルタントが国家資格となりました。ちなみにファイナンシャルプランナーもAFP、CFPといったFP協会が実施している認定資格と国家資格のFP技能士があり、似たような形です。

先月の頭くらいに私も登録申請を行い、指定登録機関で審査後、約2ヶ月弱で無事に登録証が送られてきました。

キャリアコンサルタント登録証(表)
キャリアコンサルタント登録証(表)
キャリアコンサルタント登録証(裏)
キャリアコンサルタント登録証(裏)

今後は5年ごとに知識、技能面において、ある一定時間以上の講習、実技、確認テストを受ける必要があり、キャリアの専門家である「国家資格キャリアコンサルタント」を名乗り続けるには、常に自己研鑽が必要です。

どんな資格でもそうですが、「資格取得者であること」と「実務で優秀であること」は、イコールにはならないので、資格更新のための自己研鑽だけでなく、実務面と知識のバランスを大事にして、高いレベルで技術者のキャリア支援を行っていけるよう更に気を引き締めてまいります!