転職活動での選考のプロセスには書類選考、筆記試験、面接がありますが、中でも書類選考と面接で不採用となった場合に、その都度理由を確認していますでしょうか。

不採用理由を確認することは、転職を成功させる上で非常に重要です。

不採用(お見送り)理由は聞けるものなのか

しっかりと確認できる場合とそうでない場合があります。

転職活動で企業に応募する手段として、下記が挙げられるかと思います。

  1. 転職エージェント経由
  2. 知人や友人からの紹介
  3. 求人サイトで自分で直接応募
  4. ハローワークで応募
  5. 企業からのスカウトに対しての応募
  6. 各企業のホームページなどから直接応募

❶転職エージェント経由の場合

転職エージェント経由であれば、その転職エージェントに「不採用理由を確認してもらえますか?」とお願いすれば、転職エージェントが代わりに企業へ確認してくれます。

良心的な転職エージェントであれば、不採用理由を知ることは今後の転職活動で重要なことであるということを知っているので、聞かずとも不採用の際は何故不採用なのかを教えてくれるはずです。

❷知人や友人からの紹介の場合

転職エージェントのように仕事で行っているわけではないので、確認できない場合もあるかもしれません。しかし、今後の転職活動に活かすためにも、ダメもとでその知人、友人に不採用理由を確認してみましょう。聞いたからと言って、気分を害する人はいないと思います。

❸〜❻の場合

これらはいずれも自分自身で企業に確認するしかありませんが、現実的には理由は教えてもらえないことが多く、確認できたとしても一般的な決まり文句の理由しか返ってこないことがほとんどです。

何故、不採用理由を確認する必要があるのか

「問題点を明確にして次につなげるため」です。

言われてみると「何だそんなことか。」と思われるかもしれませんが、下記のような理由で確認していない方が多いように感じます。

  • 遠慮して確認していない。
  • 落ち込まずに次の候補企業へ気持ちを切り替えるためにあえて気にしないようにしている。
  • そもそも聞いてはいけないものだと思っている。

転職活動も皆さんがいつも行っている技術のお仕事と同じで、問題点が明確にならなければいつまでたっても良い結果にはなりません。逆に問題点さえ分かれば、改善方法を考え、実行するだけなので、良い方向へ進めることが可能になります。

失敗も成功も結果には原因があると考える

私たちの転職支援の進め方では、「うまくいった。」「ダメだった。」という事だけで一喜一憂したりしません。求人企業側ともしっかりとコミュニケーションを取り、感じたことなどを聞き出します。

求人企業からお話を聞くことで今後のマッチング精度も高まり、求人企業、応募する技術者双方にとってプラスになります。

そして、その話をもとに「何故うまくいったのか。」「何故ダメだったのか。」について、技術者の方と一緒に考え、改善方法、今後の進め方について話をしていきます。

結果には必ず原因があります。

結果と原因を分析をして、自分にとっての良い企業へ転職できるよう、しっかりと不採用理由を確認するようにして下さい。遠慮する必要はありません!