作成日:2017年3月1日  更新日:2020年6月21日

キャリアチェンジしたい、職務経験が乏しいけど専門的な分野で手に職をつけて活躍していきたい・・・そう考えている人が転職しようと思うときは【未経験求人】に目が向くと思います。

求人情報のなかに、「年齢不問」、「学歴不問」などの記載、とくに「経験不問」と記載があれば、「誰にでも広く門戸が開かれている求人」と感じて積極的に応募したくなりますよね。

順調に書類選考が進み面接まで行ったものの、残念ながら不採用という体験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また最近では、エージェントや求人サイトに掲載されている記事などで、「経験者採用でも選考通過率が低いので多くの企業に応募している状況だから、未経験求人に応募するのであれば、より多くの企業に応募しないと内定につながらない。」といったアドバイスを見聞きする方もいらっしゃると思います。ご相談にいらした方にこれまでの応募歴などをお聞きすると、アドバイス通りに20~30社程度は応募されたという方も多く、なかには50社以上の企業に応募されていた方もいました。

「とにかく書類選考に通過しないことには始まらない!」というお気持ちはわかりますが、ご自身でも把握しきれないほどの社数に応募し、それでも面接まで進まなかった方もいます。そうなると自信なくすし、ヘコみますよね。

年齢が若くても、未経験歓迎の求人であっても、必ずしも選考通過できるとは限りません。結果につながらない事は多々あります。

前提条件があるうえでの「不問求人」もあります

たとえば、経験不問(未経験歓迎)の求人には、【ベテランの先輩社員がイチから指導してくれたり、しっかり教育するカリキュラムなどが用意されているため、経験してない人でもOKです。】という意味合いを含むのですが、「最低限持っていてほしい知識や経験があることを前提に」している企業や求人もあります。

技術職求人の場合の例としては、「経験者がさほど多くない職種であるため職務経験は不問だが、仕事として身に着けていくにはある程度の専門的な知識(学校で専攻していた等)を必要とする。」というような知識を有していることを前提にして実務経験がなくても良いという意味合いでの経験不問の求人であったり、ニッチな産業であれば、「業界独特の業務フローや文化についての経験がなくても、類似する機能をもった製品の設計ができるのであればチャレンジしてほしい。」といった業界経験不問の求人だったりします。

そのような意味あいも含まれての【経験不問】という求人である場合もありますので、全くの未知な分野へのチャレンジングな応募であったりすると選考が通ることは難しいです。もし入社できたとしても、学ばなければならないことや覚えていかなければならないことが山積で、入社してからの努力が想像以上に必要となる懸念もあります。

「アピールできる強み」につなげる工夫をしましょう

経験者採用であれば、これまでの職務経験のなかから要件に合う箇所を強みとしてアピールすることができます。しかし、未経験職種への応募の場合はアピールできることがないと思っている方も多いようです。そのためか、応募書類の内容があっさりしているように感じられます。あるいは、「詳しいことは面接で話そう」と考え、とてもシンプルな経歴書で応募されている方もいます。これでは企業側に、「何ができる人なのかよくわからない」うえに、「応募できる求人なら何でも良いと考えている人なのでは?」と受け取られてしまい、見送りとなることもありえます。

期間が短くても異なる分野であっても職務経験があるのでしたら、「どのようなことをしてきたのか」や「どのような実績があるのか」そして「業務を通じて得たスキル」等を職務経歴書にしっかり記載しましょう。そのうえで応募する求人内容と照らし、ご自身の経験・スキルから少しでも類似性があるポイントをアピールにつなげていきましょう。第二新卒のように実務経験が少ない方は、学生時代に学んだことで役立ちそうな内容や、関連する知見などがあるということを具体的に記載しましょう。

また、うまく選考が進み面接の機会を得た場合も、「興味あります!ぜひやってみたいです!」というだけでは、それを裏付けできるような実績もなく、「何をどう頑張れる人材なのか」具体性に欠けアピール不足かと思います。書類作成の段階から準備しておけば、面接の場面においてもしっかりと強みを伝えることができます。そのためには、求人企業や職務内容について調べておくことも重要です。

「できる準備」はぬかりなく

企業側は未経験者の採用には心配や不安も伴います。選考の過程で安心と信頼を積み重ねることで採用につながります。経験を問われる以前に「できること」はぬかりなく行うことが大事です。

まず、応募書類はミスなく作成するよう心がけましょう。誤字脱字チェックはもちろんのこと、改行や字体にバラつきはないか、年号表記は合っているかなど見直してください。履歴書の写真も印象に残るものですので、スーツ着用のものを用意しましょう。

つぎに面接対策です。自己紹介、職務経歴、志望動機や今回の転職で何を実現したいのか、といった事をしっかりご自身の言葉で話せるように準備します。企業のことも調べて、質問も用意します。面接対策は片手間でできることではないので、しっかりと時間をとって準備しましょう。ほか、身だしなみを整えたり、企業やエージェント経由の問い合わせには早めに対応したりするなど、できることはしっかりやりましょう。このようにひとつひとつ真摯に行うことで、企業側への印象が良くなり安心と信頼を得ることができるのです。

私たちは、【未経験求人】に応募を考えている方に向けて、どんな内容がアピール材料となるのか、面接リハーサルも含めてアドバイスしています。どうぞお気軽にご相談ください。