作成日:2018年7月20日  更新日:2020年12月23日

【1】応募企業を把握してナイ

ノートPCに大量の付箋が貼り付けてある

「とにかく多くの企業に応募しなければ内定がもらえない!」と選考通過率を上げることに躍起になり、『どこに応募したのか』ではなく『何社応募したのか』を気にしてしまい、応募状況を把握できていないパターンです。把握していないため、同じ企業に何度も応募していたという方もいます。

多くの企業に同時エントリーしたことで、面接依頼が続々と舞い込んでしまいスケジュール管理ができなくなってしまう方もいます。休暇をとって面接に行くため、業務上のスケジュールも詰め込まなければならなくなったり、面接対策の時間をしっかり確保できなかったりで、選考結果はNG続き。ただただ疲れてしまうだけのことになってしまいます。

片っ端から応募していくのは転職成功の近道のように感じるかもしれませんが、かえって回り道をしているのです。『ご自身で調整できる範囲』で、かつ『合格したら行きたいと思える』企業に絞り込んで応募しましょう。

【2】現職への入社時に労働条件を確認してナイ

シュレッダーゴミ

「転職したけれど希望と違ったので再度転職したい」と相談に来られる方のなかには、採用時に労働条件を確認していなかったという方が見られます。

「給与が(希望より)低いので転職したい。面接時に希望年収を聞かれたので、その額がもらえると思っていた。」とか、「希望と違う部署に配属された。自己PRに希望部署を書いたから、そこに配属されると思いますよね、普通。」といったお話しを聞くことがありました。採用通知や労働条件通知など諸条件が記載されたものをしっかりと確認することなく入社を決めていたのでは、相談するのも難しいことですよね。

「こうなるであろう」や「こうしてもらえるはず」というのはご自身の価値観でしかなく、企業から提示された内容とご自身の希望をすり合わせ、互いの思い込みや価値観を一致させることはとても重要なことです。

企業は、労働条件について書面など確認できる媒体であらかじめ明示しなければなりませんから、それをしない企業は問題ありです。明示されない場合は依頼して確認できるものを提供してもらいましょう。

【3】一夜漬け?!面接対策ができてナイ

スマホを操作するジャケットを着た男性

面接対策として、その企業のホームページを見るというのは基本的なことのひとつです。しかし、面接前日の夜にホームページを眺めた程度で「対策しました!」と言うのはいかがなものでしょう。

弊社では、オリジナルの面接想定質問集を用意しており、その質問集をもとに技術者の方のご希望やタイプに応じた対策を行っています。想定質問集のような内容のものは、ネット検索すればいろいろヒットしますよね。その類のサイトを「面接当日に移動中の電車のなかでスマホを使ってサクッとみておけば大丈夫。」と、一夜漬けならぬ”当日漬け”で臨む方もいるようです。

しかし、その程度の態勢では面接官には簡単に見抜かれてしまいます。自己紹介を繰り返し練習したり、想定質問に対する回答を声に出して話してみるなど、しっかり回答できるよう前もって準備していただきたいものです。

【4】服装が面接にふさわしくナイ

黒の革靴、カバン、手帳、腕時計

面接の服装はスーツ。これは基本です。しかし、シャツやネクタイまで行き届いた準備をしないといけません。シャツは白色が無難ですし、「今日は勝負の日!」とばかりに、“攻めた”柄のネクタイなどもおススメはしません。

加えて、スーツ以外のアイテムは用意していますか?靴が黒のスニーカーだったり、アンダーシャツの柄や文字が透けて見えたり、ビジネスバッグがリュックサックやキャンバストートなどなど、いずれも面接に行くスタイルとしてはふさわしくないですよね。最近は紳士服店などで就活セットとして一揃い用意できるものが販売されていますので、お持ちでない方は準備しておきましょう。

【5】内定承諾後の辞退はナシ?アリ??

赤いXという文字を持って立つ白い人形

内定を承諾した後に辞退することについては、違法性はなく可能な話です。ですが、一度承諾した内定を辞退するというのはモラルのない行為だと言えるので、よほどの事情を除いてひかえていただきたいことです。

「内定は承諾しましたが、入社までけっこう日数がありましたし、その間にもっと良い企業に出会えるかなと思って。」と、承諾後にもかかわらず別の企業に応募を続けていた方がいました。このような行動は、内定を出された(入社を予定している)企業に対してとても失礼な話ですし、すべきではありません。

もし、入社するにあたり懸念される事項があるのでしたら、相談する機会をもらうようにするなどして懸念事項をクリアにし、「この企業にお世話になろう」と決意したうえで承諾するようにしましょう。

転職活動はそんなに頻繁に行うことではないのでわからないことも多く、ついやってしまいそうになることもあると思います。「これは大丈夫?」「これで良いのかな?」と思うことがあれば、いつでもお気軽に相談してください。