退職勧奨をうけ転職することに

いわゆる「オーダーメイド製品」を開発製造する会社で開発技術者として就業されていました。ところが新規オーダーが減少、業績不振で退職勧奨をうけました。入社当時は事業も好調で、技術者として任される範囲も広く、楽しいと感じることも多かったのですが、残留しても配置転換などで技術職を続けられる保証もなく、やむなく転職された方から相談を受けました。

転職先は待遇が良かった

前職の経験から、顧客状況にに左右されるオーダーメイドメーカーではなく、オリジナル製品を販売するメーカーへ転職していました。大手メーカーの完全子会社で業績も安定しており、福利厚生や年間休日などの条件面も良く、年収もアップしました。開発技術者としてのキャリアアップにも期待が持てました。

残業代や賞与の不払い、事業所の移転など、前職を辞めるきっかけとなった事柄は「ネガティブポイント」として捉えるのは当然の事と言えます。今回の転職では「自社製品の開発」が魅力的で前職での不安が払拭された点だったと思います。

技術者としての思い

自社の製品開発職として入社した2社目でしたが、実業務は既存製品のカスタマイズとそれに付随する諸業務でした。当初は、生産拠点のある海外での現地対応もあるとの話でしたが出張に行く事もなく、新規開発に携わる事もありませんでした。

「新規開発に携わりたいー。技術者としてより高品質な製品を自分の手で作りたい。」
顧客の要望に応えるため、迫る納期に寝食を忘れるほど開発に没頭し、結果を出してきたことが自分に合った仕事の仕方だと再認識しました。

転職を経験したことで、ご自身が本当にやりたいこと、職務として全うしていきたい事が明確になったのです。
新卒で入社し初めて経験する会社の社風や仕事の進め方は他との比較が無いため、その人その人の「標準」になる事柄も多々あります。他社を経験したことで、漠然としていたご自身のキャリアプランが明確になったのです。もちろんそのようなケースだけでなく、2社目の方がしっくりきた、という方もいらっしゃいます。

希望の企業をじっくり厳選

活動を進めていくうえで考慮したのは、その企業の事業スタイルです。オーダー開発スタイルか自社製品メーカーか、どちらにも「ネガティブポイント」として懸念される点があります。複合的に考え、確認しながらじっくり厳選し応募企業を決め、内定をいただくことができました。

遠方にお住まいでしたので、定期的に電話面談を実施してきました。企業情報は事前にメールでお伝えし、電話で補足説明を加えたり、問い合わせ事項に回答しながら具体的な提案を進めていきました。弊社の転職サポートは無期限です。もちろん、入社後も変わらずフォローいたします。