転職活動でも決断力は必要です。

内定をいただくと、入社をするかどうかの決断を迫られます。

決断力の前に事前の準備段階が重要

自分で決断して、覚悟を決めて入社した人は強いです。そのような方は入社後、必ず活躍されています。

逆に内定後に悩んでしまう方は、転職の目的が明確になっていない段階で企業への応募に動いてしまった場合、「えいやっ!」で決めてしまったりすると、「こんなはずじゃなかった。」問題に遭遇する確率が上がってしまいます。

もちろんそのパターンだけでなく、様々な状況はありますが、多くの場合、フライング応募パターンです。

また、応募して取りあえず面接に行ってみようでは、いざ内定が出た際に決断するための判断軸がない為、何となくでしか決められません。

決断力の前に、事前の準備段階が重要なのは言うまでもありません。

事前準備というプロセスをしっかりと踏んで4社内定を取った25歳若手技術者

若手の方でも、その事前準備というプロセスをしっかりと踏んで、転職活動を行い、内定承諾という決断をした方が多くいらっしゃいます。

例えば、転職検討段階(活動の方向性を決める段階)で、まずは汎用的スキルを身につけられる企業を目指そうと動き始めた25歳の若手技術者は、方向性を決めてから動き始めたにも関わらず、活動していく中で色々な企業を見たくなってきました。

そして、決めた方向性とは異なる企業も数社受け、4社も内定が出て、最終決断に迫られます。

その内の1社は超大手メーカーだったので非常に悩んでいました。

しかし、自分が目指すべき方向性と異なっていたため、自分で決めた軸を大事にして、最終的には超大手メーカーの内定を辞退し、汎用的スキルを身につけられる中堅企業への入社をズバッと決断しました。

自分が決めたことが正解であり、正解にするんだ!と強い気持ちで入社したため、入社後はすぐに色々な仕事を任されるようになり、現在大活躍中です。

1社しか応募せずに入社を決断した技術者

1社しか応募せずに入社を決断した方もいらっしゃいます。

高校を卒業してすぐに就職し、駅の通信設備のメンテナンスを行っていた26歳の方と、大学院で化学系の研究をして、卒業後は建築系の施工管理を行っていた25歳の方は、それぞれ未経験分野の回路設計職、機械設計職に就きたいという方向性に決めて動き始めました。

そして、自分が身につけたいスキルや携わりたい業界を明確にして、未経験でも受け入れていただけるメーカーに絞りました。二人とも業務多忙で転職活動に多くの時間を割けなかったこともありますが、複数平行で受けるよりも優先順位を付けて1社ずつ進めていきたいという考えを持っていたため、1社ずつ進めることにしました。

結果的に1社目の選考で二人とも内定を取ることが出来、迷うことなく入社を決意しました。

この二人については入社はこれからですが、しっかりとプロセスを踏んで転職活動を進め、自分でズバッと決断したことですので、入社後の心配は全くしていません。

自分軸を作り、自分が決断した企業が正解

このように自分が目指す方向性や携わりたい業界、職種などを事前にしっかりと整理をして、自分の軸を作るというプロセスを踏んで、最後にズバッと決断した方は、必ず良い結果になると考えています。皆さんの今後の活躍が楽しみです!

しかしながら、転職先を決めるのに、何が正解なのかは誰にも分りません。

ではどうしたら良いのか。

自分が覚悟を決めて決断した企業が正解なのです。