転職活動であっさり【内定】が出たらラッキーですよね?でも、それが予想外のタイミング・結果だった場合はどうでしょうか?

心の準備

因果関係、転職活動で言えば、内定を目指して選考を受ける訳ですから、結果として得られる内定か選考見送りか、このいずれかの結果は、応募してからの選考過程による結果です。

いずれかの結果を得られるのが分かっていて受けているのに、【心の準備】が出来ていない場合というのはあるのでしょうか?

実例でご紹介してみましょう。

その場で内定!

最終面接を受けに行き、面接官の中に最終決裁権のある方がいる場合、面接中や面接後帰るまでに、【内定】を告げられる場合があります。

面接後、少し待たされたと思ったら・・・

面接の反応が明らかに良い場合というのがあります。極端な場合だと、面接らしい質疑応答はなく、入社後の話ばかりしてくださる事もあります。『あれ?もう内定出たんだっけ?』と錯覚してしまいますよね。そこまでいかなくても、幾つか確認事項があって、『こうですよね?』『大丈夫ですよね?』というような内容だけで終わる場合もあります。

こういった、面接の後に、少し待たされる場合があります。そして、恐らく別室で面接官同士が相談して戻ってきて、その場で【内定】を告げられるのです。

若しくは、私が同席している場合に、私だけが別室に呼ばれて、【内定】を告げられる場合もあります。

その場で【内定】を頂けるというのはこの上なく光栄な事です。しかし、普通は面接後検討して、一週間以内に結果連絡がくると思っていますから、驚きますよね。

ここで気を付けないといけないのは、面接官がその場で『口説く』、もっと強くなると『承諾を得ようとする』というパターンです。もちろん、しっかりと採用条件の話や、書面で内定通知を出してくれて、ご本人に迷いが無ければその場で承諾しても良いのでしょうが、普通は少し考える時間が欲しいですよね。その場合は、しっかりと持ち帰りましょう。

選考回数が減ってしまった!?

これは更に稀なケースですが、まだ次の選考があると思っていたら、いきなり【内定】となるパターンです。つい先日あったのが、面接が2回という前提で、一次面接時に筆記試験等も実施し、一次面接の結果連絡を待っていたら、『【内定】を出したいのですが・・・』という相談連絡がきました。確かに、一次面接に役員の方も入っていましたし、筆記試験等でみっちり選考していて、面接一回で十分と判断して頂けたとの事でしたので、高評価で嬉しい限りです。

しかし、問題はご本人で、業務内容、職場環境、などをしっかりと感じ取って決めたいと考えていたため、もう一度面接の為に訪問する事が重要になっていました。他に受けていた企業が無かったので、結論を出せない状態ではありませんでしたが、ご本人の心の準備を大事にし、もう一度面談を設定して頂きました。この場合も、焦って結論を出さない事が重要でした。

結果を焦らせられる恐怖

転職の選考においては、選考する側もされる側も、お互いに期限を持って行動する事は大事です。しかし、どちらかの都合に偏って、焦った結論を出すような事だけは避けてください。

人生を左右する重要な決断です。迷いがあったら、【相談】しましょう。

もし、焦らせる第三者がいた場合、それは少し疑ってみましょう。