「どこか良いところがあれば転職したい。」と思っている方も多いでしょう。転職サイトの転職意欲の欄にも選択肢としてありますし、ちょっとフワッとした表現で、使いやすいといえば使いやすい言葉ですよね。

「良いところ」という方のなかで共通するポイントがあるとすれば「今の会社と比べて良いところ」という点においてでしょうか。細かい点は人それぞれです。

仕事内容が良いところ

現在の仕事も嫌いじゃないのだけど、これ以上の技術力をつけるにはここでは難しいのかもしれない。あるいは、もっと大掛かりなモノ(または精密なモノ)に挑戦してみたい。局所的な関わり方でなく、モノづくりを一連の工程で携わってみたい。といった、仕事内容が今より良いところがあれば転職したい方。

待遇が良いところ

ここ数年、給料が上がってないといった環境のため、将来への不安を感じる。昇給・昇格制度が明確であったり、住宅や家族への手当が充実しているなどの待遇面が今より良いところを探しているといった方。

他には、勤務地(通いやすさ)が今より良いところや、仕事を教わったり、教えたりできる組織(人間関係)が今より良いところを挙げる方もいます。

何をもって良いところと捉えるのか。今すぐ転職へと動き出さないにしても、このポイントはしっかり押さえておきましょう。でないと、次々に出される求人情報にどんどん目移りしてしまいます。その企業の魅力や転職意思が薄れてしまい、これこそフワッとしたものになってしまいます。そのまま選考に進んでも、「入社意欲が感じられない」「同じ状況になったらまた転職する人」と思われてしまいます。

もし、考えが漠然としていてうまくまとまらないのであれば、率直に相談してみてください。私たちにご相談に来てくださる方は、転職第一と考えている方だけではありません。今の会社を辞めることがベストアンサーなのか、より良い働き方とは何かを、一緒に考えながら思いを明確にすることもできます。

どんな場合でも主体的に

「良いところがあれば転職したいんですよね。どこかありませんか?」というだけでは、どこかしら受け身で他人事みたいですよね。どのような点において良いところなのか具体的に。あくまでもご自身の転職であること、主体性を持って行動しましょう。もし、フワッとした感じでしたら、長い目でみて活動し具体化していくのもひとつです。