投稿日:2015年9月30日 更新日:2019年2月21日

転職を決めたら、そのあと何をするのかを順次確認していきましょう。当然のことですが、就業中の方であれば現在の会社を退職となります。いざ動くとなると、確認することやすべきことが結構ありますよ。

転職先企業への内定承諾は済みましたか?

Qマークに左手親指立てた写真

企業から内定通知をいただいた時点では、まだ入社確定ではありません。ご自身が内定を承諾することで確定し、転職準備はそれから始まります。

承諾に際しては、職務内容や就業場所、給料など雇用に関する諸条件をしっかり確認し、不明点や疑問点を解消してから承諾をしましょう。ご自分からは聞きづらい事柄がある場合は、エージェント経由で質問しても大丈夫です。

承諾にはメールあるいは企業指定の様式を送付するなど、双方に残るかたちでやりとりします。

また最近では、SNS上で企業名も明記し「内定が出た」と知らせる人もいるようです。入社が確定していない時点でのお知らせは、転職先企業にも現職の企業にも影響を及ぼす場合もあります。このような書き込みは控えていただきたい行為です。

ご家族への報告

人の顔のクッキー

早い段階で済ませておきたいのはご家族への報告です。とくに、同居するご家族がいらっしゃる方はお早めに。あなたの転職にともない、同居するご家族も生活リズムが変わることもあるでしょう。

新たな職場での生活をスタートさせると始めは慣れないこともあり、環境に順応するまでには緊張やストレスを感じることもあります。そのような状況でのご家族の存在というのは心強いサポーターになってくれることでしょう。

現職の退職日から次の会社の入社日まである程度の期間があく場合は、国民健康保険への加入などご家族にも必要な手続きが生じたり、収入の増減に伴って生活プランの見直しをしたりと、ご家族とキチンと話し合う時間が必要になることもあります。

突然のことでご家族がバタバタしないよう、「もし転職が決まった場合」について、転職活動中から話し合う時間を少しずつ作っておくと良いかもしれませんね

現職企業への退職表明

ペンとメモ帳

いよいよ、最大の作業である【現職企業への退職表明】です。大変ですがやらなければ…。しかし、「さてどうすれば?」という方もいらっしゃるかもしれません。

上司の席へ突き進み、おもむろに懐から「辞表」を取り出して…そんなドラマのような行為はNGです。

まずは上司に口頭で伝えましょう。メールで伝えようとする方もいるようですが、よほどの事情がないかぎりは、直接話しをする時間をとってもらうようにすべきです。自己都合退職の場合はどのような状況であれ、あくまでも「個人的理由」での退職であることを念頭に置き、丁寧かつ簡潔に話すよう心がけましょう。

同僚へ話すのは上司に伝えたあとのほうが良いでしょう。退職日が確定したら、関わりのある他部署の方々などへ順次報告し、スムーズな引継ぎ業務ができるように進めましょう。

退職までのスケジュール決め

スケジュール表

業務引き継ぎ、残務処理などを上司と相談したり、メンバーと打ち合わせするなどして退職日までのスケジュールを決めていきます。自己都合退職の場合は「立つ鳥跡を濁さず」。デイリー、ウィークリー、マンスリーなど業務が生じるタイミングごとに分けたり、引き渡す相手に合わせてアレンジするなど、できるかぎりの対応をすると良いと思います。社内に所定の引き継ぎ書式が用意されている場合は、その内容にしたがって作成します。

有給休暇の消化をご希望の方は、まとめて休みを取得するのか、小刻みに取得していくのかも考慮して残務処理のスケジュールを組んでいきましょう。転職前のリフレッシュで休みたい気持ちもあると思います。ですが「何が何でも休暇をとりたいから」と、無理な引き継ぎスケジュールとならないよう少し余裕を持たせて決めていきましょう

「退職願」の作成と提出

退職時の事務処理や内容確認のために、社内で退職時の書式が用意されていることがあります。その場合は、企業のルールにしたがって書式を作成し提出します。無い場合は、ご自身で退職願を作成し、上司に提出します。

「退職願をどう書いたら良いかわからない」という方のために下記サンプルを用意しました。

《退職願 サンプル》

退職願サンプル