月給の内訳、知ってますか?

給与が月給制で支給されている方が多いことと思います。ご自身の月給内訳、ご存知ですか?給与明細を受け取っても、「手取り額だけ見てるけど・・・」という方、結構多いですよね。

会社の制度により、細かい部分は異なりますが、大まかには月給は以下のような内訳です。

月給=基本給+職能(職務)給+諸手当

基本給は字のごとく、基本となる給与のこと

多くの会社では、入社年数や学歴などに応じて基本給を決定します。そのための表のようなものが会社ごとに規定を設けて用意されているようです。

「賞与〇か月分」や「退職金〇か月分」というのは、この基本給に乗じる場合が多いです。あるいは、職能給を含んで算定する場合もあります。

また、時間外手当あるいは欠勤控除を算定するための単価の算出も、この基本給(+職能給)であり、家族手当や住宅手当などは含みません。

基本給と職能給は別モノ

基本給と職能給に分かれている場合、「昇給」と言うとどちらも同時にアップするというイメージを持つ方もいるようですが、大概の会社ではそれぞれの昇給要件を分けています。会社で設けられている制度により異なりますが、基本給は勤続年数や会社の業績に連動して昇給する性質が強く、職能給は人事評価や試験合格などの昇格に応じて昇給する性質が強いもののようです。また、同時期ではない場合もあります。

普段、給与明細をじっくり見る機会は少ないかもしれませんが、どのような内訳なのかをあらためて見てみるのも良いと思います。そして、どのように変動するものなのかを会社の規程に照らして確認してみましょう。