転職エージェントサービスというのは一般的に、転職先決定がゴールという認識らしく、その後は連絡を取らないらしい、と聞くのですが、私には少々違和感があったので、今回のお題にしてみました。

転職エージェントサービスの期間に関して

一般的に、大手転職エージェントサービスの説明では、登録から3ヶ月までが期限であること、転職先決定までがサービスであること、というのが一般的だそうです。これに私は違和感を感じましたが、その理由は、私達のサービスと考え方が違っていたからです。

私達のサービスでの期間に関して

では、私達ではどう違うのか?まず、3ヶ月という期限は設けていませんし、そういう考え方もありません。そもそも、転職エージェントというだけではなく、『キャリアコンサルタント』として活動していますので、転職ありきの相談以外も沢山あります。例えば、職場での悩み相談、転職した方が良いかどうかの相談、転職市場や自身の市場価値を知りたいという相談、未来のキャリアを見据えた相談、などなど。そうすると、相談内容自体がゆっくり、じっくりになる事が多いですし、転職活動される場合も準備から行動と決定まで非常にじっくり進める方が多いので、結果的に長期支援が多くなります。

私達の考えるゴールとは?

では、ゴールはどこに置くのか?これには幾つかの考えがありますが、『キャリア≒ライフ』という考え方がら、ゴールは人生を終える時かもしれません。ただ、現実的に直接向き合うという意味では、転職先へ入社後定着するまで、という言い方が一般的かもしれません。これは、転職をする技術者の方との関係だけではなく、採用する企業側とも同様です。

実際はもっと先まで、、、

ですが、実際は定着後も繋がりが続く事も多くあります。それが今回のお題に繋がる部分でもあります。

転職後に連絡を取っている事とは?

では、実際の事例から、転職後の技術者の方から連絡を頂くパターンに絞って、ご紹介したいと思います。

転職入社後の相談

入社前にどんなにじっくりと活動しても、中で働いてみないと見えてこない事もあります。その時に、相談のご連絡を頂く事が多々あります。例えば、聞いていたのと違う、思っていたのと違う、人間関係に関して、職場環境に関して、待遇に関して、新たに発生した不安要素に関して、などなど。入社後に相談出来る相手というのは意外といないので、『転職の経緯を理解しているエージェント』に相談したいそうです。

採用に関する相談

転職して、ご自身が安定してくると、次に増員等の採用に関して、ご相談、ご連絡を頂く事があります。ご自分の部署にこういう人に来て欲しい、という具体的なニーズを言って頂けるので、我々としても助かります。そのまま、面接官として対応頂く場合もありますので、ご自身にとっても、よく分かっている我々にお願いしたい、と感じてくださるようです。

技術者を紹介したいという相談

ご自身が転職成功した事で、周りの方(前職の同僚や後輩、ご友人、お知り合い、ご家族など)をご紹介してくださる事がございます。我々としても、サービスを良いと感じてくれたと嬉しくなりますし、ご紹介する立場でも、ご紹介される立場でも、安心感があるようです。

ビジネスのご相談

人材紹介以外の部分で、ビジネスで関わりたいというご相談もあります。コラボして何か出来ないか、周りを巻き込んで面白い事をしたい、などなど。

趣味のお誘い

親身になるご相談、ご支援をしていると、お互いのプライベートの話も出ます。そうすると、趣味の共通性が出る事があり、一緒に行きましょうというお誘いを頂く事もあります。私としても、趣味の仲間が増えて嬉しいのと、自然と色々な情報交換や、お話が聞けるので、とても有意義な会となります。

何となく、、、

特にこれと言った要件がある訳ではないのだけれど、ご連絡を頂く事があります。電話で少しお話しする場合、お仕事帰りにどこかで会ってお茶しながら話をする場合、食事や飲みに行く場合、と様々です。本当に何もなく、久しぶりに話したかったという場合もありますし、実は何か報告や相談があるという場合もあります。

気軽にご連絡ください!

転職エージェントだからと、ドライにサービスをしている会社やコンサルタントもいらっしゃいます。しかし、私や周りの仲間はそうではないタイプなのです(笑)。そして、『気軽に連絡したくなるエージェント』でありたいと思っています。これは、カウンセラーもしているからかもしれませんね。

余談ですが、、、

今回のお題は、一般的に『再度の転職相談』という意味で取られるのでは?というツッコミをここまで書いた時点で頂きました(笑)。そうなんですね。確かに、昔ある企業の社長さんに『入社後の技術者と直接会わないでね、他の企業へ引き抜くんでしょ?』と冗談半分で言われた事があります。『転職エージェント=転職させる人』確かにそう思われるかもしれませんね(笑)。でも、実際は我々のようなエージェントもいますので比較してみても良いかもしれませんね。