「仕事の報酬は仕事なんて話がありますが、求人サイトや転職エージェントいらずの人がいたりすると、やはり「仕事の報酬は仕事」なんだなぁと改めて感じさせられます。

先日、約1年前に転職支援をさせていただいたNさんから連絡をいただきました。 「過去に一緒の会社で働いていたことがあるYさんという方の会社が、非常に危険な状況になってしまった為、転職を考えているようなのです。相澤さんの話をしたところ紹介してもらえないかという話になったので、転職の相談に乗ってあげてもらえませんか。」

といった内容でした。

Nさんは、V社で約1年弱が経ち、仕事に慣れたどころか様々な仕事を任され、大変ながらもやりがいを感じているとの事だったので、YさんV社に紹介して欲しいという雰囲気ではありました。しかし、NさんYさんのことを考え、「V社ならまた一緒に仕事が出来るので嬉しいですが、Yさんの話を聞いてもらった上でベストだと思う転職支援をしていただければと思います。」と言っていました。Nさんは本当に素晴らしい方です。

すぐにYさんと連絡を取り、3日後に会って話をしました。

すると、お会いして早々に申し訳なさそうに、「ちょうど、昨日V社の役員の方から、一度面接しませんかという電話があったので、突然の出来事で咄嗟の判断が出来ず、断る理由もないのでお会いすることになってしまったのです。」との事。

どういうことなのかというと、現職の会社であるM社V社の傘下に入る可能性があって、ちょっと前にM社V社が訪問し、その時V社の役員に対してプレゼンを行ったのがYさんだったようなのです。更に、電話をしてきたV社の役員はYさんと仲が良い別の技術者とも知り合いで、Yさんいいよねという話をしていたそうなのです。世の中狭いです。

更に話をしていくとYさんは他にも数社声を掛けられていたようで、どうしようか悩んでいたところだったとの事でした。Yさんの所属している会社が危険な状態になったのを聞きつけて、皆Yさんに連絡してきたようなのです。

こういう話を聞くと、真面目に仕事に取組み、皆に感謝されるレベルで仕事をしていると、何かの時に声がかかるもんなんだなぁと感じます。初めて会った私でさえもYさんとお会いして、非常に信頼のおける人だとすぐに感じられるほどでした。

結局YさんV社へ入社することになりました。私の紹介での入社ではないのですが、おめでたいことなので、Nさんと共にYさんの入社お祝い会をしました。その時もYさんは相当気を使われていて、逆にこっちが申し訳ないぐらいでした。そういうのはやめましょうということで楽しく飲んでいたら、時間を忘れ、久々にちょっと飲み過ぎてしまいました。。。

Yさんの知り合いの方も数名、転職を考えているとの事で、今後その方々の転職支援もさせていただくことになりそうです。

ある程度年齢がいくと、今までの社会人人生での結果として、世間からの評価がモロに出ます。若いうちから誠実に真剣に周りの人(社内外全て)に対して接していくことが、40歳、50歳になった時、重要になると感じました。40歳過ぎたら、転職エージェントいらずの技術者を目指したいですね。そうなると我々転職エージェントがいなくても良くなってしまいますが・・・。