生活が変わる時、一番大きい環境の変化は家が変わる時ではないでしょうか。独り立ち、結婚、転職など、人生の大きなイベントには引越しがつきものです。その際に、購入するか、賃貸にするか、悩む方も多くいらっしゃいます。実際の事例をご紹介します。

マンション購入を考える場合

マンション購入を考える場合、幾つかのパターンがあるようです。実際の事例で幾つかあげてみましょう。

家賃を払い続けるのは無駄だ!

賃貸の場合、敷金礼金、毎月の賃貸料、2年に一度の賃貸料、これを払い続けて掛捨てになっていくのは勿体無い。もし20年住み続けたら・・・、買えちゃうじゃないか!という考え方が多いようです。長期的に計算すると、確かに購入した方がお得という分岐点がありますね。

物件のクオリティに差がある!

次に聞くのは、賃貸マンションと、分譲マンションでは、間取り、設備、内装などに差があり、要するに分譲マンションの方が良いという話です。確かに、一般的に見てその傾向はあると思います。賃貸マンションでも家賃が高い場合や、デザイナーズマンションのような場合は別ですが、分譲マンションは長期の生活を想定してしっかりした造りのところが多いようです。その為、日々の生活を考えて、分譲マンションの方が良いと感じるようです。

資産を持ちたい!

最近特に聞くようになった気がしますが、賃貸物件で家賃を掛け捨てるよりも、資産として物件を持ちたいという意見です。これは、1つには高齢化社会を考えた時に、引退後の生活を考えるようになった事が大きいです。また、資産運用の中で不動産運用が増えて一般的になっている事から、いざとなったら貸す、売るという事が出来るだろうという考え方です。更に、最近は物件の価格上昇が大きい地域が増えている事も意見としてよく聞くようになりました。

賃貸物件を考える場合

賃貸物件を優先する考えの方も多くいらっしゃいます。こちらも幾つか実際に聞く意見をあげてみましょう。

先払い or ローンは嫌だ!

一括購入の場合は先払いになります。ローンを組む場合は、審査があり、利息を払う事になります。これらのお金の使い方、手間を嫌がる方の意見もよく聞きます。月々のお給与から、明朗会計で払っていきたい、というのは分かりやすい考え方ですよね。

転勤や転職の可能性があるから!

また引っ越す可能性があるから、賃貸の方が身軽で良いという考え方はもちろん多いです。今回のテーマのメインになる考え方の1つです。どうしても、住宅購入をすると動きづらくなりますので、選択肢が狭まってしまうのは事実です。実際に、転勤命令に従いたくないので転職という方も増えています。

未来の事は分からないから!

これは、資産を持ちたいという人への逆の意見になるかもしれません。今の不動産価値と、10年後の価値、どうなるか分かりません。過去にも、不動産のバブル、そこからの暴落というのは何度も起こっています。せっかく人生の一大決心をして高い買い物をしたのに価値が半分になってしまった、、、としたらショックですよね。

目的をしっかり見極めましょう!

あくまでも、キャリアコンサルタントからの意見ですが、まずはしっかりと目的を見極めるべきです。長く住む為なのか、短期的な目線なのか、資産を持ちたいのか、利益を得たいのか、それらによって選択肢が変わってくると思います。一般論や営業マンの意見に流されずに、しっかりとご自身の人生設計と共に考えてください。

動くのか?動かないのか?

更に、転職エージェントの目線で言うと、動けるか動けないかというのは大きな違いになります。キャリアをどう考えるのか、人生や家族をどう考えるのかで、この違いは非常に大きくなります。動かない選択をする方が、大きな決断になると思いますので、しっかりと先々のキャリアを考えて、仕事や生活と共に、住宅に関しても考えてみてください。