「片付け」とか「整理する」ことがニガテです。家のクローゼットの中もそうですし、自分の思考もそうです。どうもうまくまとめられません。

そんな話をしていると、「ロジカルシンキングを学んでみたら?」とアドバイスされることもありますが、ちょっと学んだだけで体得できるほど簡単な内容なの?と、学ぶ前から難しく考えてしまいます。

そこで、日ごろから「いつもわかりやすく説明してくれるわ~」と感じる知人に、ロジカルシンキングについて聞いてみたところ、さほど難しく考えることもなさそうだと感じました。

私が解釈したロジカルシンキングは、

  • 現状伝えたいこと、考えていること(結論)
  • その理由(根拠)を複数あげ
  • 解決、決定へとつなげる

ということでしょう(そう解釈しました。相違あればご指摘ください。)そして、私が「こんな場面でロジカルシンキングしてみたら・・・」と思ったことを挙げてみます。

  • 現状(結論):イライラしている。
  • 理由(根拠):後輩のミスをかばい上司に報告したら予想以上に怒られた。当の後輩はそのことについて悪びれる様子もない。
  • 解決:後輩と仕事の流れを再確認し問題点を洗い出す、定期的に見直す。

これは「なんで、かばった私がこんなに怒られてるの?後輩はなんで悪びれずにいるの?」という瞬間的に発生したイラつき(=感情)をロジカルシンキングして、同時にアンガーコントロールもできているというすぐれ技です。後輩にあたり散らすでもなく、「こんなことでイラつくなんて先輩失格だ」などと自分の感情を抑え込むでもなく、イラついてる自覚とその理由を把握し、解決策まで考えられるというなんとも建設的で健康的な手法です。

ちなみにこれは、私の経験談です。その当時はロジカルシンキングなどできず、イライラする気持ちをうまく処理できないままその日一日を不愛想に過ごしていました。あの頃、これが出来ていればもっとコミュニケーション上手になれたことでしょう。

こう考えるとロジカルシンキングはどんな場面でも利用可能ですよね。たとえば「会社を辞めたい」と思っているなら、その理由を複数挙げてみて、それを解決へとつなげるためにできることを考えてみる。もし転職活動をするなら、その考えはそのまま面接の際の転職理由となります。

人はそれぞれ価値観や人生観があり、当然感情的にもなります。転職について考えるなどの場合は感情的なままにせず、それを踏まえて理論的に考えて話せるようにしましょう。考えていることがまとまり、相手に「なるほど」と思わせる伝え方ができてスッキリしそうです!