食事とメンタルの密接な関係

体に良い栄養バランスを考えて食事を摂っているという方は多いでしょう。では、心の健康に良い食事はいかがでしょうか。外的要因からくるストレスを、毎日の食事で体の内側から緩和させることができるのです。

食事する人なら誰でもすぐできること

日々の生活習慣や環境により、食のスタイルは人それぞれだと思いますが、【食事を摂る】という行為は誰もが日常的に行っていることです。少し見直すことでメンタルヘルスにつながるのですから、明日からと言わず次の食事から取り掛かることができますね。

効果的な栄養素、含む食品

心の病気にかかりやすい人にはセロトニンが必要だと言われています。セロトニンは神経伝達物質で、強いストレス下では分泌が低下し、落ち着きがなくなったり精神が不安定になるため、不足するとメンタル不調を引き起こします。このセロトニンを増加させる栄養素をもつ食品を日々の食事に取り入れてみましょう。

セロトニンの材料となる栄養素、トリプトファンビタミンB6、そしてω(オメガ)3脂肪酸を含む食品が良いそうです。トリプトファンとビタミンB6を含む食品の代表例は、大豆(大豆製品)・乳製品・赤身魚(マグロ、カツオなど)です。加えて、炭水化物も摂ると良いそうです。

また、ω3脂肪酸はコレステロールや中性脂肪を抑える効果もあり話題の栄養素です。ω3脂肪酸を含む食品の代表例は青魚(サンマ、イワシなど)・えごま油やアマニ油・くるみ・緑黄色野菜などです。

規則正しい食生活を心がけましょう

身近な食材でセロトニン増加に効果がありそうですよね。自炊しない方でも、お惣菜をちょっと見直すだけでさっそく実践できそうです。

食事はなるべく、毎日同じ時間にバランス良く、朝・昼・晩と3食摂るように心がけましょう。生活の規則性を保つこともメンタルヘルスにつながります。