三上 知子教育訓練給付制度を利用したことはありますか？利用要件は「雇用保険に加入している（期間等要件あり）」ことです。会社員であれば、要件にあてはまる人は多いですよね。
能力開発、キャリア形成のための費用を負担してくれる
仕事に必要なスキルを身につけたい、資格を取得してさらにキャリアアップしたい、職業能力を高めたいけど費用が・・・という方の強い味方なのです。
いくら負担してくれるの？
支払った費用の20％または10万円のいずれか安いほう、です。つまり、最大10万円キャッシュバック、ってことです（ただし、4千円に満たない場合は支給されません）。スキル向上はするし費用は負担してくれるし、なんて素敵な制度なんでしょう。利用する価値アリですよね。
どんな講座費用でも負担してくれるの？
厚生労働大臣が指定した教育訓練が対象です。加えて、受講を修了しなければ費用負担の対象とは見てくれません。
講座は種類豊富
教育訓練は「一般教育訓練」と「専門実践教育訓練」から成り、受講要件や種類、選択の自由度から一般教育訓練を利用する方のほうが多いと思います。講座種類は多岐に渡ります。基礎的な内容からある程度の専門知識を必要とするもの、経理に必要な簿記や介護福祉職員、情報処理技術者など多彩です。技術者向けの講座としては、例えば、CAD利用技術者試験合格のための講座などがあります。
制度の利用は一度だけ？
私は過去に2度利用しました。給付申請後も継続的に加入しつづけ、一定期間経過後に別の講座を受講して給付を受けました。その時その時のキャリア形成に応じて、必要となるスキルもありますし、再就職の準備をする方にも頼もしい制度と言えますね。
受給資格の有無、講座の種類を知りたい
そもそも、教育訓練給付制度の利用資格がなければ話は始りません。加入期間を勘違いしていたり、いまは加入していても離職している期間があって対象ではなかった、というケースもあります。ハローワークで受給資格の有無を確認しましょう。
ご希望に適した講座の有無、講座の開催場所と費用などの情報は、ハローワークの講座検索システムのご利用が便利です。