『人材紹介業』という言い方をされると、転職希望者と転職エージェントの繋がりが凄く薄いように感じてしまいます。確かに、転職するだけの目的であれば、無駄を省いた最低限の関係になるでしょう。しかし、『キャリアコンサルティング』という目線になると少々違うようです。

深い理解と信頼関係によるマッチング!?

我々日本アルテックでは、想いを持ってキャリア支援を行っている為、色々な工夫、一般的には無駄と思われるであろう取り組み、実験的なチャレンジ等、同業界では行わないらしい取り組みや考え方、手法を取り入れています。

そんな中、先日実際に転職支援を始めて半年くらいになる技術者の方に言われたセリフが印象的でした。

『アルテックさんでは、付き合いが深くなるほど良い求人が出てくるんですか?』

この内容は、嬉しくもあり、力不足を感じる要素でもあります。

何故ならば、最初から満足頂ける求人を提供出来る事が理想であるからです。しかし、なかなかそうもいきません。そこには、お互いに課題があるのだと思います。

転職支援というと聞こえは良いですが、始まりは初対面の出会いからです。

皆さんはどうでしょうか? 初対面の人に全てをさらけ出せますか?

実際には、お互いの距離が縮まり、信頼関係を築き、本質的なキャリア支援に至るには、『共有した時間=会った時間や回数』これが多いほど関係性が深まるというのは、通常の人間関係構築や、営業上での人間関係とも共通します。

出会って約半年の技術者の方との関係性

実際に、出会って半年間には、キャリア面談、企業提案、面接実施など、様々な経験を積んでいたりします。それを通じて、お互いの関係性は成長していきます。

継続的にお会いしている技術者の方に、改めて言われた台詞が、前述の『アルテックさんでは、付き合いが深くなるほど良い求人が出てくるんですか?』でした。

私としては、特に意識せず、都度その時のベストを考えていたのですが、より彼本人を理解できた事で、新たな提案内容になっていたのでしょう。

また、これには【運】も関係してきます。たまたま良い求人が出てくる事もあります。

それらを総合して、技術者の方に良い提案が出来ていた事は、お互いにとって素晴らしい事でした。

『時間をかけた分、良い転職活動が出来た』というのは、我々にとって非常に大事な内容です。人生を決める選択、活動において、時間や手間をかける事を惜しんではいけません。

皆さんも、『この人であれば』と感じたキャリアコンサルタントとは、少し深い付き合いをしてみてはいかがでしょうか。それは、転職活動に限らない『良い出会い』であるかもしれませんよ。