職務経歴書を作成する際、【要約】から書き始める方も多いと思います。ご自身のやってきたことを『うまいことまとめる』って意外と難しい作業ですよね。
要約を書く意味
【要約】とは、要点や伝えたいことを短くまとめたものという意味で、要約文以降に続く職務経歴の詳細への『あらすじ』といったところですね。書くうえで留意したいのは、読み手のことを考えず、ご自身のやってきたことをひたすら作文することのないように心がけることです。読み手とは応募企業の方です。
募集ポジションにふさわしいスキルか否かを判断するために、いちばん初めに読まれる部分です。また一方で、論点をしっかり抑えた表現力と論理的思考スキルをアピールする材料にしちゃうこともできますね。
要約文作成のための5単語
- Where(会社/部署)
- Product(担当製品)
- Position(どのような立場で)
- Do/Did(どんな仕事を)
- How long(どのくらいの期間)
入社してからのすべての経験をまんべんなく書き連ねることはありません。読み手が得たいであろう情報を想定し、その経験・スキルをメインに作成しましょう。
実績は客観的事実を
コミュニケーションスキルや粘り強いスタイルなど、仕事を進めていくうえで大事にしている思いやポリシーは自己PRにつながりますので、職務経歴書に記載すべき事項です。ただし要約文に書くことはおすすめしません。要約にはあくまでも、募集ポジションにふさわしい実績(量産化や効率化に成功したことや表彰された功績など)を記載することにとどめ、自己PRは経歴書の終盤にまとめて記載ましょう。
要約文は300文字(5~6行)程度で作成される方が多いと思います。あまり長すぎるとそれはもはや要約ではなくなりますし、読む側が情報をおさえきれません。作成に悩んだら、私たちにいちどご相談ください。