リクナビネクストやdodaなどの転職サイトに登録すると様々なスカウト(オファー)メールが届くかと思います。

景気が良い時などは、迷惑メールかと思うくらい沢山届いたりしますが、スカウト(オファー)メールがどのようなものなのかをしっかりと理解しておくとフル活用でき、より良い転職活動ができるようになります。

それでは、まずはスカウト(オファー)メールの種類からお話を進めていきます。

スカウトの種類

転職サイトへ登録すると、以下二通りのスカウト(オファー)メールが届きます。

求人企業からの直接スカウト(オファー)

求人企業からの、面接確約オファーであったり、「あなたに興味がありますので応募しませんか?」という興味通知オファーです。

後者は、スキルのキーワードマッチングだけで一斉送信していることが多いので、精度には疑問が残りますが、前者は面接確約オファーですので、応募すればすぐに面接となります。ただ、注意しなければならないのは、転職サイトのレジュメ情報登録で、職務経歴内容詳細をしっかりと入力しておらず、簡単な内容しか入力していないにも関わらず、面接確約オファーが来た場合です。ただ単に多くの人出が必要なだけでオファーを出している可能性があります。

転職エージェントからのスカウト(オファー)

転職エージェントからのスカウト(オファー)は、転職サイトに登録されているレジュメの情報から、この企業が合っているのではないかという推測の元、スカウトを送っているものです。

スカウト(オファー)メールに対して返信した後は、転職エージェントと面談(対面、電話、オンライン等)を実施して、詳細ヒアリングを行った上で、マッチしていると思われる企業を紹介してもらうという流れになります。

転職エージェントからのスカウトの注意点と活用法

次に転職エージェントからのスカウトで気を付けたほうが良い点と活用法についてお話します。

気をつけたほうが良い点

転職エージェントからのスカウト(オファー)で気を付ける点は、「しっかりと自分のレジュメを見てくれているか。」「自分の専門分野に強い転職エージェントか。」です。

しっかりとレジュメを見ていないで送られてくるオファーの例としては、自分は電気回路設計開発職なのに、サービスエンジニアや施工管理、もっと酷い場合は人事職、営業職など、全く関係のない求人が送られてくる等があります。もちろん希望職種にこれらの職種を登録しているのであれば、逆にちゃんと見てくれているということになります。

また、自分の専門分野に強い転職エージェントではない場合、自分は生産設備の機械設計職なのに、生産技術や設備保全の求人を送ってくるというようなことが良くあるようです。

活用法

転職エージェントからのオファーは、必ずその企業へ応募しなければならない訳ではなく、また入社しなければならない訳ではありませんので、遠慮なく活用していきましょう。

自分のことをしっかりと理解してもらうこと

下記2点が当てはまっていれば、まずは返信してみましょう。

「しっかりと自分のレジュメを見てくれている。」

「自分の専門分野に強い転職エージェント。」

そして面談をして、しっかりと自分のことを深く理解してもらうことが成功への近道です。ただし、初回の面談の会話の中で技術的な内容が分かってもらえなかったり、業界のことを分かっていないと感じた場合は、他の転職エージェントを探したほうが良いかもしれません。

転職エージェントに自分のことを深く理解してもらえれば、自分に合った企業を紹介してもらえるだけでなく、紹介先企業への説明、PRもしっかりと行ってもらうことができ、書類選考通過率が高まります。

書類選考通過率について

優秀な転職エージェントは、履歴書、職務経歴書を出すだけの応募では通らないような企業でも、しっかりと推薦理由を明確にし、事細かに応募者の方の説明をすることで、書類選考を通過させることができたりします。その場合は、当然のことながら事前にマッチングがしっかりとできているという前提があります。

書類選考通過率が低いということは、転職エージェントのマッチング能力が低いということです。沢山応募するべきだという運任せの確率論を唱える転職エージェントはかなり危険です。沢山応募してNGがついてしまうと、今後応募できる企業がなくなってきてしまうのでお気をつけください。

企業情報や業界情報を聞き出す

業界専門の転職エージェントであれば、業界の情報といった広めの情報から、職場の雰囲気や働き方のような細かい情報も持っているはずです。そのような求人票やホームページ、口コミサイトでは分からない「生の情報」を聞き出すことも転職エージェントの活用方法のひとつです。

まとめ

「気をつけた方が良い点」を参考に、良いと思える転職エージェントからのスカウト(オファー)メールであれば、まずは返信してみましょう。

とにかく専門の転職エージェントから情報を収集すること、自分のことはしっかりと話して理解してもらうことが重要です。また、事務的に進めてうまくいくものではないと思いますので、転職エージェントとしっかりとコミュニケーションを取って二人三脚で進めていくことも大切だと思います。ただし、人間同士のことですので、相性が合わないと思えば素直に話して担当を変えてもらうことも必要です。