言葉で説明する事の難しさは、日々の仕事でも感じます。転職面接においてもそれは同じで、緊張の中しっかりと説明するのは簡単な事ではありません。

転職面接での悪い説明例

面接でよくある伝わりにくい説明というのがあります。

思いついた事から説明して全体像に至らない

例えば、業務経験を聞かれたときに、思いついた事からランダムに話す人がいます。そのそれぞれは通じるかもしれませんが、順番も意識せずに話していると、全ての業務経験【全体像】まで至らないという事が少なくありません。

関係性の少ない要素を一生懸命説明してしまう

面接で訪問している企業・職種において、面接官が聞きたい経歴を優先して説明すべきですが、夢中で喋るがあまり、優先順位の低い内容ばかり詳しく説明してしまう事が多々あります。

質問の意図を捉え間違える

会話の基本は、まず【聞くこと】です。面接であれば尚更、何を聞かれ、何を求められているのかを、正確に捉えなければいけません。しかし、緊張のせいか、面接官の意図と違う内容の回答になってしまうこともあります。

全体像を説明する重要性

正確に簡潔に面接官に説明するには、趣旨の全体像をしっかりと伝えなければなりません。

職務経歴についてであれば、全体としてどういう経験をしているのかを伝えないと、業務内容を一つ一つ説明していっても、それぞれの内容が個別の事項としか伝わらない場合があります。そして、箇条書きのように説明して、経歴全てを説明しきる事は時間がかかり過ぎ、至難の業です。

ですので、まずは全体像を伝えるべきです。

大枠から小枠へ、説明の順序

先日の面接で上手く説明出来ていた方は、以下のような流れで説明していました。

まず業務内容の全体像は・・・

それらを割合で分けると、○○に関してが7割くらい、○○に関してが3割くらい・・・

詳細な業務内容は、・・・

その他に、イレギュラー対応として、・・・

という風に説明していくと、聞く側も全体像から詳細へという意識で聞けるので、非常に内容が分かりやすかったようです。

これ、普段のコミュニケーションでも大事な考え方ですね。