2017年がスタートし、営業日でいうと2週が過ぎ、年末年始の連休ボケから覚めて、だいぶエンジンがかかってきた頃ではないでしょうか。求人企業様も早速動き始めていますので、「2017年!今年こそは転職だ!!」と考えていらっしゃる方は、そろそろ動けることは動いていきましょう。
今回のテーマは「求人票の内容より、もっと大切なこと」です。
就職支援、転職支援、採用支援というお仕事をさせていただいていると、転職を考えている技術者の方、技術者を採用したいと考えている企業ともに、人からのご紹介でお付き合いさせていただくようになることが少なくありません。
先日もリレーのようにA社様からB社様をご紹介いただき、B社様からC社様をご紹介していただくというようなことがあり、川崎にある装置メーカーC社様へ訪問させていただきました。ご紹介ありがとうございます!
C社様は社長自らご対応いただき、私からの細かい質問にも嫌な顔一つせず、非常に丁寧に答えてくださいました。社長から直接お話を伺えることは非常にありがたいです。
ちなみに細かい質問というのは主に以下のような内容です。
- 今までどのような採用手法を取ったことがあるか
- 採用してうまく言った事例とうまくいかなかった事例
- 会社のご状況
- 会社の歴史
- 社長のご経歴
- 装置別売上構成比
- 一番売れている装置の業界について
- 販売先
- 直販か商社経由か
- 先行投資となる開発は行っているか
- 組織構成(技術部門の分け方等)
- メンバー構成(職種、性別、年齢など)
- 仕事の進め方
- 装置1台に対してどのようなメンバー構成で何名で進めるか
- 装置を設計していく上で必要な技術要素、難しい点
- CADやPLC、加工機等は何を使っているか
- 装置を受注してから納品までの期間(新規で最長のパターンと改良設計で最短のパターン)
- 募集要項について
- 選考内容について
これを見ていただくと分かるように求人票の内容については確認程度で、技術者の方が応募するかどうか考える際に判断材料になるであろうと思われるネット検索では出てこない内容をメインにヒアリングさせていただいています。また、求人企業にとっても、自社では気づかなかった応募者に対する自社PRポイントのあぶり出し、整理にもつながります。
更に図々しいことに設計部や製造部、総務部などの管理部門まで案内していただき、会社内の全てを見学させていただきました。ここでも職場の雰囲気や社員の方の雰囲気を感じ取ることが出来、ネット検索では出てこない情報を得ることが出来ました。
これでも全てではないですが、このような情報まで転職を検討している技術者の方にお伝えしていくのが、弊社のやり方です。「求人票だけもらえれば、それで検討できる。」と思っている技術者の方がいらっしゃいましたら、一度落ち着いて考えてみてください。事前の情報収集は非常に大切です。
求人票の内容確認よりも、もっと大切なことがあります。