日常生活のなかで「ムカッ」「イラッ」とすることは誰もが経験することですよね。そのとき、体におきている変化が蓄積されると心臓や血管に負担をかけたり、自律神経が乱れたりと、思わぬ体調不良を引き起こすこともあるのです。

怒りっぽい人は老ける?!

怒りを感じるという事は体にストレスを与えます。このとき、体内ではストレスに対抗しようと副腎皮質ホルモンを分泌し、その過程で活性酸素が発生。大量の活性酸素が血液へと流れ込み、細胞を酸化させてしまいます。細胞の酸化は老化の一因なのです!

我慢するのではなく管理する

怒りの感情は誰にでもあるものです。「怒ってはいけない」と抑制することでストレスが増長してしまいます。とはいえ、好き勝手に怒っていては仕事やコミュニケーションに支障があります。そのときの感情を管理できるようにする。いわゆる【アンガーコントロール】です。

怒りのピークは6秒間

一般的に、怒りの感情は6秒間がピークだと言われています。「キレる」という状態もこの6秒間に起きているのですね。この時間を制御できれば、落ち着いて対処できるということです。

・6つ数えて深呼吸

これだけでだいぶ気持ちをしずめることができます。

怒りについて話し合う

怒りの度合いは人それぞれ異なります。どんな時に怒りの感情が現れるのか話し合ってみましょう。

・どんな状況で怒りを感じたのか

私の実話:

美容院を予約していたが、電車に乗り遅れたため予約時間に遅れて到着した。すると店員さんがちょっと不機嫌そうに「予約時間を過ぎているためシャンプーはできませんけど良いですか。」と言ってきた。遅刻した私が悪いのだけど、もう少し言い方があると思う。

・その時の感情に点数をつける

私の実話:6点(10点満点中)

・どんな対処で乗り切ったか

私の実話:

店員さんが不機嫌そうな表情だったので、逆にニッコリ顔で)「できないものは仕方ないですね」と返答した。

「そんなことで6点は高い!」という方や、「他の対処方法もあったのでは?」というご意見もあると思います。そのような事を話し合いながらメンバーの価値観を再確認したり、感情を共有するなどして、ご自身に合う管理方法を見つけましょう。