技術者/エンジニアの仕事に出張はつきものではないでしょうか。一部の研究職や、セットメーカー等で拠点内に開発環境が全て揃っているという方は別ですし、業界や職種によって差異はありますが、多くの技術者/エンジニアが、取引先・生産拠点・試験場・研究機関などへ出張しているのではないでしょうか。

そこで気になるのが・・・

出張は楽しみか?それとも苦痛か?

という事です。

もちろん、気にしない人もいます。『仕事しにいつもと違う場所へ行くだけでしょう』

しかし、出張の距離が遠くなったり、期間が長くなったり、頻度が多くなったら、意識も変わってくるようです。

『出張に行きっぱなし』というレベルの人もいます。1か月出張に行き、戻ってきたと思ったらまた次の場所へ。なかなか大変だなと思いますが、感想は人それぞれです。

ある人は、『出張楽しいです』と言います。その中には『会社に居たくないので、戻りたくないです』という強者もいます。こういう方に話を聞くと、出張先は自由で良い、環境が変わるのが良い、自社に居ると気を遣う、出張先の仕事の方がやりがいがある、という意見を聞きます。確かに、違う地域へ行き、違う会社の人達と仕事をして、結果の分かりやすい仕事をする、というのは普段とは違う刺激がありますし、中には会社の予算で旅行気分に移動出来ることも楽しいという意見もあります。

一方、『出張は苦痛でしかない』と言う方もいます。いつもと違う環境を嫌な方、家から離れるのが嫌な方、食事・枕・気候なども変化を嫌う方がいます。仕事に関しても、取引先や製造拠点と一緒に仕事をするのにプレッシャーを感じたり、就業時間も通常と違ったりする事があり、『出来れば出張したくない』という方もいます。変化を嫌う方かもしれませんね。

しかし、出張があるという事は、必要な仕事なのです。ですから、出来れば何かしらの遣り甲斐を感じ、プラスで楽しみも感じられたら、楽しい出張になると思うんですよね。

私の話を少々

私自身は、今まで出張の少ない仕事だったせいか、出張は楽しみで仕方ありません。友人が出張に行く話を聞くと、行き先が遠ければ遠い程うらやましくなってしまいます。『1か月タイへ行く』という話を最近聞きましたが、一緒についていきたいと思ったくらいです。

そんな私が最近珍しく出張をしました。と言っても非常に近く、静岡県の企業からの問い合わせで、日帰りで訪問してきました。私にとっては、往復の移動も楽しかったですし、初めての町並みを見るのも楽しかったですし、現地の食事を食べられたのも些細な楽しみでした。

清水港みなみ鮪三昧丼

静岡のグルメで検索すると、まずは『マグロ』でした。早速、ランチに美味しく『マグロ』を食べられる店を調べると、静岡駅から徒歩圏内に丼ぶりや定食の美味しそうな店がありましたので、狙いを決めて行ってみました。少々炎天下に並ぶことになりましたが、美味しいマグロを堪能出来ました。そして、午後の企業訪問への栄養とモチベーションを貯える事が出来ました。

せっかくだから楽しみましょう!!

仕事の上で起こる事は、『必要だから』です。出張も『必要だから』行くわけですから、少しでも楽しむ事を意識しましょう。

同時に、転職の時に、出張の話が出ると敬遠する人もいますが、出張のない仕事を選ぶのであれば、徹底的に可能性がない仕事を選ばない限りは、面接で転職の話が出ても出なくても、恐らく出張はあります。遣り甲斐のある仕事であれば、出張の事を気にしすぎず、むしろ楽しみを見つけられると良いですね。