趣味を一生の仕事に出来たらどれだけ幸せだろうか!なんて考えたことないでしょうか。

最近、非常に素晴らしいと思ったご経歴の方がおられたので、そのお話をさせていただきます。

機械設計者Aさんは、新卒で超大手企業へ入社し、開発を行っていたのですが、数年経ったところで、自動車部品を開発する部署に異動となりました。そこで初めての気づきがあったようです。

「周りは皆自動車が本当に好きなんだな。ハードワークもやりたいからやっているという感じだし、とにかく研究の仕方が半端ない。自動車に興味のない自分では、到底太刀打ちできない。自分が本当に好きなことを仕事にしたら、どのようになるのだろうか。趣味を仕事にしてみたい。」

そこでの仕事は本当に楽しくて、時間も忘れるくらいで、世の中にまだない新規企画開発も経験し、技術者としてのスキル、マネージャーとしてのスキル等、自然と多くのスキルが身につきました。と思い、趣味で行っていた自転車の開発に携わる為、自ら直接自転車メーカーへ連絡し、転職を成功させました。

しかし、ある時、会社に変化があり、技術者としてものづくりが出来ない環境になってしまいました。

仕方なく、他の自転車メーカー等を考えましたが、既に家族もあり、生活する為の給与条件が出せるメーカーがありませんでした。

ここで、また考えたようです。

「趣味を仕事にしようとすると変化の激しい世の中では、生きていけない。もっと違う視点でキャリアや仕事というものを考えねば。よくよく考えてみると、自分はモノを生み出し、人に使ってもらうことに喜びややりがいを感じている。それであれば、技術者というものを太い軸にして、製品はこだわらず、世の中に貢献していくことが良いのではないか。」

と考え、更に

「製品については、自分から好きになることも大事。」

これについては私も同感で、良い仕事をするには、自分が携わっているものやサービス、あるいは業界を好きにならなければならないと思います。好きでなければ、無理矢理好きだと思い込むのです。そうすると必ず好きになってきます。と考えたようです。

これからシンギュラリティを迎え、指数関数的に技術が進歩し、世の中が急変していきます。そんな中、悪い意味でこだわるということは、自分の首を絞めることになりかねないような気がします。

バランス良く柔軟に考えられる人を目指していきたいですね。