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年収アップが転職の目的なら現状理解から始めよう

右肩上がりの棒グラフ

現状の給与に満足していない、あるいは、どうしても収入を増額したい状況にあるといった「年収アップ」が転職理由という方もいらっしゃると思います。

そのような方には面談において、月額給与や賞与支給額など直近の年収内訳をお聞きし、希望とする年収レンジとの妥当性や乖離を相互に確認します。ところが、その内訳をしっかりと把握してない方もいらっしゃるのが実情です。これでは、何をもって「年収アップ」とするのか話が具体的に進みません。まずは現状の年収について、算定の根拠を理解するところから始めましょう。

給与のなりたちを理解していますか?

ご自身の月額給与は、どのようなしくみで支給されているのかご存知でしょうか。

企業によって名称は異なると思いますが基本給や職務給などのほか、手当に関しては条件によって支給額に変動があるものが多いので、「どのような手当」が「いくら」支給されているのかなどを認識しておきたいものです。

また、いわゆる「残業手当」を算出する時間単価についてもご存じないという方もいらっしゃいます。「月給を月間の基準労働時間で割るもの」というザックリした認識でいると誤った結果になってしまいます。一般的には「基準内賃金」といわれる月額を月間労働時間で割った額が用いられます。〇〇手当と呼ばれるものなどは「基準外賃金」であり時間単価の算出には含めないことが多いので、ご自身の企業では、どこまでが「基準内賃金」なのかを確認することもしておきましょう。

給与規定(給与制度)を理解していますか?

「なかなか昇給しない」「賞与が低い」といったお話も多くお聞きします。ご自身の企業では、どのようなタイミングで昇給するのでしょうか。

昇給や昇格の要件、昇進テストがある場合はその受験資格を得るための要件などはご存知でしょうか。賞与に関しても、どのようなしくみで支給額が決定するのかを理解し、ご自身の「年収内訳」を把握しましょう。

年収アップの可能性はありますか?

ご自身の年収内訳、企業の給与制度を理解したところで、「年収アップの可能性」について考えてみましょう。

これまでは、「給与が上がらない」と思っていたけど「給与を上げる」ことが可能だと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。可能だと思えば、「いまのところでもう少し頑張ってみよう」という思いも生じたり、モチベーションも向上して仕事への取り組み方も変わったりしますよね。

それでも転職したい方は活動開始です!

現状を把握したうえで「やはり転職したい」とお考えの方は、選考が進んでいく中で聞かれる「希望年収」についても現実的な話ができる状態にあると思います。企業によって異なる給与制度についても理解が早まりますし、中立的な目線で判断できると思います。

不明瞭なところは私たちエージェントにご相談ください。一緒に確認していきましょう。

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