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「知っていること」と「出来ること」

オレンジの魚のイラスト

「出来ること」と「やりたいこと」

いまの会社、いまの仕事について悩んでいる技術者の方から相談を受けました。業務に追われる日々のなか、「出来ること」は着実に増えているという実感はあります。ですが、「これは自分がやりたいこと」なのかというと、違和感を覚えずにはいられない状況だというのです。

ちょっと逸れますが、違和感のひとつには「キャリアモデルの不在」ということもあるようです。『ここで経験を積めばあの人のようになれる』といういわば「憧れのあの人」がいない。若年層に多い傾向ではありますが、よく聞く話です。

「興味あること」イコール「やりたいこと」だと思い就職してみたものの、現実生活になるといろいろな側面が見えてきます。まぁ、夢と魔法の国で働いているわけではないので、ある程度のことは吞み込むべきだとわかっていても、払拭できない気持ちに「考えが甘いだけなのだろう」と自分を戒めてみたりするとのことでした。

「知らないこと」と「出来ないこと」

では、何が「やりたいこと」なのか。そう聞くと、まず挙げるのは「知っていること」です。「知っていること」とは、知識・精通していることであり、学校で学んだことやバイトも含め実務経験のある職業ということになります。他のことは「知らないから出来ない」ので「やりたいこと」から除外されます。

実際のところ、「知らないことは出来ない」のでしょうか。

他業界や他社製品のことなどを、「知らないだけで実は出来ること」があると思います。「知らないから出来ない」「出来ないからやりたくない」と端的に結論付ける前に、まずは調べてみたり、私たちエージェントに相談してみてください。

「知らなかったことだけどやってみたい」と思えることに出会えるかもしれません。

「やらなければならないこと」

いまの自分(の技術力)で「出来ること」と「出来ないこと」あるいは「やりたいこと」と「やりたくないこと」は明確にすることができるかと思います。

もうひとつ明確にするべきは「やらなければならないこと」です。

「今やらなければならないこと」を知り、それをしっかり全うすれば、「この先やりたいこと」につながっていきます。そのためにも、いまの自分を明確にしていきましょう。

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